映画『この世界の片隅に』『日本のいちばん長い日』

Jan 28, 2017   #movie 

話題作、『この世界の片隅に』を近くのシネコンに見に行った。同じ時期に、Netflixで『日本のいちばん長い日 』を見た(2015年版)。一つは漫画を、もう一つはノンフィクション書籍を原作としている。

一つは民衆の、一つは権力の戦中の状況を描いている。自分が小さい頃の反戦教育的な戦争映画は、ただ怖さや悲惨さのみを伝えるものだったが、この2作は違った方法で伝えている。それのみを主題としていない。街の変わり方、広島で被爆し実の親が息子と識別できなくなったことなど悲劇を描くことで、小さい頃見たそれとは違った視点で戦争を描き、人を描くことで、エンターテイメントとしてもより成立している。

去年の冬サンディエゴのミッドウェイミュージアム(ミッドウェイ海戦で使われた空母それ自体がミュージアムになっていて、勝利をたたえている)を見てきた。アメリカから見た歴史や第二次世界大戦の扱われ方、敗戦した日本には残っていない当時の空母を見れた。その空母ではあらゆるところにコーヒーサーバーがあり、コーヒーを飲みながら、作戦を立案したり、生活をしていた様子がうかがえた。日本の空母はどうだったんだろうか。

それぞれ原作『日本のいちばん長い日』は1965年が発行日、『この世界の片隅に』は2007年である。『この世界の片隅に』はクラウドファウンディングを利用し現代的な映画作成、一方で 1930年生まれの半藤 一利はご存命。現存する空母、クラウドファウンディング、今ホットな週刊文春の編集長だったジャーナリスト。歴史の身近さを感じる。俄然この頃の歴史に興味が出てきて、本棚に寝かしていた、半藤 一利の『昭和史』を読み始めた。これが面白い。難しい本かと思ったら読みやすく書かれていて、ペースも早い。また後日感想が書けたらと思う。