『昭和史 1926-1945』半藤一利

Feb 19, 2017   #book 

中目黒の本屋で見かけて買って、本棚で眠っていた 『昭和史 1926-1945』半藤一利を映画『日本のいちばん長い日』を見たのをきっかけに読んで見た。 太くて、読むのに集中力を要する本を想像しいたが、講義形式の本で読みやすく、面白い本だった。

歴史というのはこんなふうに決まっていくことなのかと唖然とする。ほぼほぼ転げ落ちていく歴史なのだが、ダメだなこれはという中に、山本五十六の対米英戦について中央への抗議や日本への原爆使用を反対し、通らず、辞表を提出したアメリカの海軍次官ラルフバード、イギリスの首相チャーチルの外相松岡宛の書簡、ポツダム宣言受託を決定する御前会議での鈴木総理と昭和天皇など、魅力に感じるやりとりも存在する。

身近にいまでもありそうな(起こりそうな)話もあって、想像でき面白い。反省をとか、教訓を取り出すことももちろんできるし必要なのだろうけど、まさに歴史は小説よりも奇なり、教養や反省ということだけではなく、普通に読んでて面白い。三宅坂やら、日比谷公園なども出てくる、そして、著者はご存命で、終戦当時は中学二年生。まるで知らない話が、たかだか人一人の一生のスケールで収まるほど最近の話なのだ。その実感はより『昭和史 1926-1945』半藤一利を面白くしてくれた。